と、絢音はすたすたと歩く。 …いつも俺は何も言えない。 絢音みたいな喧嘩も 裕斗みたいにカッコいいことも… 何も言えずに黙って見てた。 俺が見るって言っても、しっかりしてる訳じゃない。 もし、静音に何かあったら… 俺の責任なんだ。 そんなの小4の俺には重すぎた。