「…ずるくない?それ。」 「えへへ…」 大人になったと思ってた絢音は、まだ子供だった。 わがままだった。 「ごめんね…困らせて」 絢音は眉を下げた。 「うん…いいよ」 表情が勝手にやわらかくなる。 こんな気持ちになるのは絢音だから。 絶対他の人のものにされたくない。 俺はそう思いながら絢音の頭を撫でた。