「はーい?」 「あ!あの!絢音です!」 ガタガタ!と家の中から音がして、ドアが開く。 「よぉ…」 メガネをかけた裕斗くんが出てきた。 「おはようございます…」 いつもセットされている髪は、まだ寝癖がついている。 そんな裕斗くんに始めからドキドキな私。 「…あ…ごめんな!上がる?」