――貴方は甘い罠
僕は貴方に酔っている……
貴方に酔わされているって言葉の方があってるかな?
貴方の全てが僕を狂わせる……
こんなにも好きなのに貴方は僕のモノにはならない……
だって貴方はあの人のモノだから……
でも夜は僕だけの貴方になる……
「遊乃……キスして?」
「兄さんだろう?」
「二人の時は遊乃で良いって言ったのは兄さんだよ?」
「そうだったな!深樹……愛してる…」
「僕も遊乃を好きだよ?」
そう返すと貴方は僕に深く…そして甘いキスをくれるよね?
僕はこの瞬間が…この時間が大好きなんだ……
だって貴方を独り占めに出来るから……
―fin―