「今日から一緒に暮らすのよ」


・・・え?

「あんたが面倒みなさいね」
有紀は反論させない、かのように言った。

「え?俺?」

「そうよ、お母さんに押しつける気?」

「いや、でも・・・」

「なに!なんか言いたいことあるの!?」

「いや・・」

何が何だかわからないまま、時だけが過ぎ。

「比奈ちゃん、寝ちゃったね」
母智子は、愛おしそうに比奈の寝顔を眺めた。