「おらっ行ってこい!」 近所の公園には、親子がパラパラといた。 砂場で遊び始めた比奈をベンチから見ていた。 ……………悲しげに親子を見つめる比奈の姿がそこにはあった。 側にいき、声をかけた。 「比奈?」 「えっ?あぁ、一成兄ちゃん。なぁに?」 パッと笑顔に戻り、あどけなくこちらを見る比奈。 「大丈夫か?」 …なんと言っていいかわからなかった。 「えぇ!?大丈夫って何が?どうしたの?」 まるで大人のように振る舞う比奈に涙が出た。