「川上さん?いつもミスがほとんどないのに 何でこんな大切な書類でミスするんだ?」 課長は血圧大丈夫ですか? と問いかけたくなるほど顔を赤くして叫んだ。 私は必死に笑い声が漏れないようにこらえた。 どうせ周りのみんなは誰も私なんか見ていない。 表情だけは隠すのをやめて 自分でも気持ち悪いくらいニヤニヤしていた。