変身リカちゃん



彼女は、

今朝の自信に満ち溢れた表情から一変して

滑り止めの高校にすら落ちてしまった

中学生のような顔をしていた。


「それ、私です。」

彼女の発言を聞くと共に

周りの同僚達は一斉に自分の作業をするのをやめた。


そして心配そうな顔で先輩と課長を見守っている。

ミスしたのが私なら誰も見向きしないんでしょ。

偽善者。


正夢になりそうだと言うのに

ついブルーになってしまう私。