朝から早速取り巻きに囲まれて楽しそうに話す川上先輩。 「川上さん、 この前ラーメンうまい店見つけたんだけど行かない?」 「いいですねえ。連れてってください。」 「あ~あの住宅街にある店だろ!俺も行きたい。」 「俺もいいすか?」 先輩の周りに 俺も俺も、と俺俺詐欺ばりにみんな自己主張する。 私の地元のラーメンの方がうまいわよ。 と無意味な闘争心を密かに燃やしていると、 それが川上先輩に伝わったのか 「あ、リカちゃんも行く?」 と聞いてきた。