「…今年も彼女は来てたな…桜の木に…」

そして俺はフッ…と思いだし笑いをして、また月を桜の木に寄りかかりながら見ていた。

「今でもはっきりあの時の事は覚えてる…変わらないなあの子は…」

「…明日も来いよ」と呟いて俺は冥界に帰った…