「…こんな事態を招いたのは、当時私と李人が17歳の時からなの。」

「え、それって…」

「そう、今の真李亜と同じ歳の頃よ。丁度今ぐらいの季節かしら?私はこの地上の桜が好きで、毎年こっそり山奥に咲いている大きな桜を見に行ったの。」