「仕方ないんだ、真李亜が俺たち2人のどちらかの血を継いでいるか確かめなければ、次の玉座にはつけないんだから。」 「…ねぇ、さっきから玉座、玉座って言ってるけどまさかお父さん王様か何かの偉い人なの?」 「!…それは…。」 「李人、私が話すわ。」 「お母さん!」 「……わかった。」 お母さんが一瞬悲しそうな笑顔を私に見せた。そして話が始まった。