「なんだ、巧。俺たち3人を呼び出して何かあったのか?」

「遠回りなのは面倒ですので、手短にお話します。」

「僕と真李亜様の交際を認めて下さい。」

「「「!!!」」」

巧くんはサラっとストレートに告げると頭を下げた。当然私も慌てて頭を下げた。一瞬だけど、3人とも凄くビックリした顔をしていた様な気がする。

しばらく頭を下げていると、大天使様がこう言った。

「はははっ、許すも何もそれは2人で決めなさい。私は反対などせぬよ。むしろ可愛い孫娘が幸せになれるならなんでもよい。君は莉桜 巧と言ったね。」

「はい。」

「真李亜を宜しくな。」

「ありがとうございます。」

巧くんは、嬉しそうにしてまた頭を下げた。

「「クスッ…。」」