「………プッ…くくくっ……やっと恋人になれたんだー!おめでとう♪それじゃあお邪魔虫はさっさと退散するか〜♪」

え?やっと、って皆知ってて何も言わなかったってこと!?

私は1人で顔を赤くしていると、離れた所からもう一度ハリスくんの声が聞こえた。

「イチャイチャするのは良いけど今は戻ってきてね真李亜ちゃん!」

「「!!」」

私たち2人して顔を赤くしてしまった。

「ハリスの奴、操ってテラスから下に真っ逆さまにしてやる。」

どうしよう、目が本気だ。止めないと本気でハリスくんを落としちゃう!!

「た、巧くん!それより速く行こう!皆が待ってるみたいだし。」