「うっ……!」

「確かに、僕もルカと同じ意見だな。」

「……半殺しだな。」

「っ…………。」

お父さん完全にダウンだな〜。あれだけずけずけ言われればさすがに傷付くよね……

「お…お父さん……?」

私はお父さんの顔を覗き込んだ。すると。

バッ

「よし!今から万里子のところに行ってくる!」

「え…!?」

「じゃあまた後でなー!」

「「「「………………。」」」」

お父さんはそう言うと廊下を走って行った。私たちはその場で呆然と、お父さんの後ろ姿を見送った。

「なんか……何て言うか……あっという間って感じだね。」

「う、うん……。」

「さて、これからどうする?パーティーまでまだ時間はかなりあるわよ。」

「……部屋で休む。」

「え……巧?」