客間から出ると、ルカちゃんたちが待っていた。

「お帰りなさい真李亜、大天使様どうだった?」

「うん、初めは怖そうなお祖父様だなーって思ってたんだけど…実は凄く優しくて温かい人だったよ。」

「そう!良かったわね。」

「うん♪」

「あっ、そういえばついさっき万里子様が凄い勢いで部屋から出てきたけど…何かあったの?」

「!う、うん…ちょっとね……。」

「「「ん……?」」」

3人は顔を見合わせて首を傾げた。

「実は……」

私は、さっきの出来事を3人に話した。


「それは李人様が悪いわ!いくら家族でも、自分以外の子にキスなんてして欲しくないわよ!」