「ちょ…お母さん!!」

「へぇ〜、若い頃の万里子にそっくりだな〜♪初めまして、ルアン・アルベルトリンクスです。宜しくね、真李亜ちゃん。」

スッ

「あっ…初めまして大空真李亜です。こちらこそ宜しくお願いします!」

ギュウ

「ハハッ。礼儀正しいのは李人くんに似たのかな?……ん?大空?なんで大空なの?普通は五十嵐真李亜か、藤咲真李亜でしょ?」

「「!!」」

え……五十嵐?藤咲?なんのこと?私は大空真李亜でしょ……?

「ルアン!!」

「え?………あっ!」

お母さんがルアンさんに声をかけるとルアンさんは何かを思い出したかの様に慌てている。

「……はぁ〜、まあ、話しちまったもんは仕方ない。真李亜、後で話があるからお祖父様に会った後いいか?」

「う…うん。」

「よし、それじゃあ今からは、お祖父様に会うことだけに集中しなさい。いいね?」

「はい。」