カチャ

「お待たせしました。」

「あぁ真李亜、そこに座りなさい。」

「はい。」

私以外の皆はすでにリビングに来ていた。私は巧くんの隣に座った。

「さて、早速だがなんで集まってもらったのかは大体皆察しがついていると思う。」

私たちはお父さんの話を黙って聞いていた。

「真李亜が天界から招待状をもらい、パーティーに出席して欲しいとのことだそうだ。相手は天界の王……つまり真李亜からしたらお祖父様に当たる人だ。」

「!!お祖父様……。」

「そうだ。そこで真李亜、お前が決めなさい。天界に行くか、行かないか。」