皆の話に着いていけない……っていうか分からない……。

皆が居る魔界も…お母さんの居た天界も……私は見たこともなければ行ったこともない。だから皆と少し離れちゃったんだなと思うと何故か寂しくなる。

「……亜…。」

「真李亜!」

「え…!?」

「どうしたのよ、ボーッとして?何かあった?」

ルカちゃんが私の顔を覗き込むように見てきた。

「……なんでもないよ、気にしないで、昨日遅くまで起きてたから少し眠いだけだよ。」

「………なら今夜は早く寝るんだよ。」

「うん、そうする……。」

嘘ついちゃった……。きっと嫌われちゃったかな。