騒ぎ合って睨み合っていると段々馬鹿らしくなってきたのか、2人で笑ってしまった。

「疲れた……。」

「同感!でも、こんな風に2人で笑ったのも久しぶりだよな〜♪」

「確かに。魔界ではいつも周りを気にしていたからな……。」

「あ〜!分かる分かる、その気持ち!!」

「……その言い方、なんか女子みたいだから止めて。」

「え、そうか〜?」

2人でくだらない会話をしていると、ルカと真李亜が近付いてきた。真李亜はルカの後ろに隠れるようにしていた。

「楽しそうね、何の話?」

「あぁ、ルカか。今魔界ではこんな風に騒いだのは久しぶりだなって話してたんだよ♪」

「へぇ〜、でも確かにそうね。こっちに来てからは規則とか礼儀とかは関係無いから楽で良いわよね♪」

「そうそう!でさ……」