今朝はマジでヤバかったな……。

真李亜には悪いことをした。それは頭ではわかっている…だけど俺にとってその気持ちは逆なんだよな。

寝ぼけていたとはいえ、今でもあの時の感触は覚えている。それに目を開けたら真李亜の潤んだ瞳に口元についていたよだれ。頬を赤らめて俺を見ていたあの表情を目にした時は、凄く可愛くて綺麗だと思った。理性がぶっ飛ぶかと思ったくらいに…。

……って!俺は何言ってんだよ!!

はぁ〜、真李亜に会った日から俺はおかしくなったな。俺が俺じゃないみたいだ。今まで女なんて何百人とパーティーなどで相手をしてきたがこんな気持ちは初めてだ。

「…………。」

「たーくみ♪何怖い顔してんの〜?」

「……あぁ、ハリスか。なぁお前、今気になる奴いるか?」

「………は?何だよいきなり…?」

「どうなんだ。いるのか?いないのか?」

ハリスは戸惑いながらもしばらくして口を開いた。