ガラガラガラ〜…

「セーフ!」

「……………。」(クラス全員)

はぁ〜、なんで転校生だけに目立つのかな…。なんかヒソヒソ話してるし……。

私たちはギリギリ遅刻は免れて、席に着いた。

朝の事件も有り、巧くんと私はぎこちない感じで席に着いたが、意識をしていまい少し居づらい。巧くんも同じ気持ちなのか、私とは目を合わせてはくれない。

周りからもヒソヒソと私たちを見ながら話しているのを聞いていてチラチラ見られると視線が痛い……。確かに3人は周りから見たら凄く綺麗だし芸能人やモデルみたいだから仕方ないんだろうけど私まで見られてると落ち着かないな……。

「…はぁ〜……。」

「ん…?どうしたの真李亜?」

私のため息を聞いたのかルカちゃんが声をかけてくれた。

「あ…いや…視線が痛いな〜と感じていたら自然とため息が……」

「そっか…転校生って目立つもんね、しかも外人って言うだけで逆に目立つみたいだし、これからもおとなしくしてるから大丈夫だよ。」

「うん…ごめんね。気を使わせちゃって……。」