コンコン

「巧くん起きてる…?」

「…………。」

「巧くん……」

起きないな〜どうしよう………そうだ、悪いけど中に入って直接起こそう!

カチャ

「お邪魔しま〜す……。」

部屋の中を見るとシンプルで物がほとんど無い殺風景な部屋だった。

私は取りあえず部屋の中へ入り、扉を閉めて巧くんに近寄った。

この後のきっかけで2人の関係が大きく変わるとも知らずに。