支度をして下に降りると賑やかな声が聞こえてきた。

ふふっ…朝から楽しそう♪

「おはよう〜♪」

「おはよう♪」

「……あれ?巧くんは?」

食卓を見ると巧くん以外の皆はご飯を食べていた。

「ああ、巧ならまだ寝てるよ。」

「え!?……大丈夫なの?」

「平気平気、夜遅くまで読書している方が悪いんだから。」

「はははっ、ルカは厳しいな〜そうゆうところはリアンにそっくりだ♪」

「!!っ、李人様までお父様と同じことを言うんですか!」

「なんだ、トロイにも言われたのか?」

「はい、それに……」

なんか別の話で盛り上がっちゃった…あ…それじゃあ私が起こしてきてあげよう。

「私、一応巧くんを起こしに行ってくる。」

パタパタパタ…

「優しいんですね真李亜ちゃんは♪」

「当たり前だ!俺の娘だからな♪」

「「「プッ…あははは♪」」」

下は下で盛り上がり、上は上でこれから盛り上がる事になるとも真李亜には予想しないまま巧の部屋に入っていったのだった。