「ハリスくん本当に大丈夫!?」

「あぁ、全然平気、心配してくれてありがとう真李亜ちゃん。それじゃあ僕も仕事に戻るね〜♪」

「うん、それじゃあまた後でね。」

ハリスくんと別れて私もホールに行くと、巧くんが笑顔で女の子の接客をしているのが見えた。

女の子も楽しそうに巧くんにベタベタくっついてるし、なんなのよあれ!……って、また私ったら何言ってんのよ!!

チクッ…

まただ…。胸がチクチクして苦しい。なんで巧くんを見ると苦しくなるのかな?

私はそればかり考えていて途中から仕事中に何をしていたのか思い出せなかった。