「ほら、噂をすればなんとらやってやつだね♪」

ルカちゃんは私に近づいてこっそりと耳元で楽しそうに言った。

「ちょっ、ルカちゃん…!?」

「おい、俺を見ながらコソコソ2人でなに楽しそうに笑ってんだよ?」

「べ〜つに♪まぁ、頑張って。」

そう言ってルカちゃんは私を置いて、さっさと厨房に戻ってしまった。

「はぁ?なにそれ?」

お…置いてかれた…。

どうしよう、さっきの話で巧くんと上手く話せない。それどころか顔すら見れないよぉ〜

「おい。」

ここはやっぱり一度何か言ってから…。

「…おい真李亜!!」

「はっ、はい!?」

あっ……。やっちゃったー