そう言ってお母さんはお父さんに有無を言わさず食器を片付け始めた。

「私、まずいこと言っちゃった!?」

隣に座っていた巧くんに聞くと「うん」と頷いてそうめんをまた食べ始めた。

「…あ、あはは」

こうしてこの後お父さんはお母さんにこっぴどくお説教をされていた。

「万里子様は怒らせると悪魔並みだな!」

「ええ、だから李人様は万里子様に甘いのね。怒らせると大変だから…」

「僕の父様と母様はいつも喧嘩してるけどなんだかんだ言って仲いいけど?」

「まあ、それぞれの家庭ってやつかしら?」

「おそらく…あっ!」

私達は暫く話をしていると巧くんが床で知らない間に眠りについていた。

「それじゃあそろそろ僕達は部屋に戻るね。あ、巧は僕達が連れてくからいいよ♪」

「うん、ありがとう。おやすみ。」

「おやすみ。」

パタン…

これでまた1日が終わり明日を迎えるため皆部屋に戻り眠りについた。