「ではまず私か…「ちょっと待った!」

お父さんがハリスくんの話を止めた。

「何でしょうか?」

「堅苦しいのは抜きにしよう。礼儀なんか今は忘れて普通に話してくれ、真李亜のためにも。」

お父さんはなんだか楽しそうにハリスくん言った。するとハリスくんは…

「分かりました。」

「2人もいいな?」

「「はい、喜んで。」」

お父さん、凄い!本当に偉い人みたい!(←実際に偉いんだけどな…)

「それじゃあ気を取り直して、初めてくれ。」

「はい、じゃあ僕から♪」

するとハリスくんが両手を私の前に出してきて「見て♪」と言うので手のひらを見ると2つの光がポゥっと出てきた。

「僕の能力はさっきも説明した様に炎と雷です。」

「わぁ〜、凄いね!カッコいいな♪」

するとハリスくんの顔が少し赤くなり照れている様に見えた。

「ありがとう♪」

「確かに、一度に2つも出せるなんてやるな〜!」