「え、どうするの?」 「簡単だよ、頷いてくれるだけでいい。」 「…分かったわ。」 「それじゃあ、絵梨は俺のこと、好き?」 そして私は一呼吸おいてから静かに頷いた。 「「………」」 部屋が沈黙して互いに向き合ったまま何も話さない状況でどうすればいいか少し慌てたリアン。 えっと…どうして何も言ってくれないの?なんだか気まずいわ。 グイッ! 「っ!!?」 すると急に視界が暗くなり気づくと魔裟斗の腕の中にいた。