「…人様…」

「…李人様……」

「ん〜、何だ?」

「起きて下さい、李人様。朝でございますよ。」

「分かった、今起きる。」

「今日も万里子様の所へお出かけでございますか?」

「そうだ、でもその前に久しぶりに皆に会ってくる。」

「さようでございますか。」

今日はその魔裟斗と絵梨をくっつける日だが……くっつけ様にもいいアイディアが全く思い付かない!!

「どうすっかな〜…」

着替えを済まして食事をしながら考えていると、大きな音で扉が開き外から入ってきたのは妹の李子だった。