「それじゃあ李人君、私先に帰るわね?」 「あぁ………えっ!!ちょっと待った!!」 やっと反応したと思ったら振り向く間もなく腕を引っ張られ体勢を崩した。 「キャッ!!」 「!っおーと!」 「…っごめんなさい」 一瞬の出来事でゆっくり目を開けると、李人君に確りと抱きしめられている体勢になっていた。 「いや…それは俺の台詞、大丈夫か?」 「う、うん大丈夫よ、ありがとう李人君。」