すると4人は翼を広げ空高く飛び、私たちの前から消えた。

「……すげえな万里子は……」

「え?何が凄いの?何もしてないけど?」

するといきなり李人君が私の肩を掴み、ガクガクと揺らし始めた。

「あの滅多に笑わない魔裟斗を笑わしたんだぞ!!」

「えぇ…っ分かったから、話は聞くから取りあえず手を離してぇ〜」

「!!おっと ごめん、ごめんつい興奮しちまって」