ある日の昼、私は今日城のパーティーがあり、桜の木には行けない。

もちろん李人君も知っているから来ない。

「…なぁ、万里子最近毎日出掛けてるよな?どこに言ってるかだけでも教えてくれないか?」

ルアンが心配していると分かっている、でも…

「ごめんなさいルアン、あそこは私だけの場所なの、誰にも言えない。」

「…………」

私が真剣に話すとルアンは諦めたのか何も聞かなくなった。

「分かったよもう聞かない、早く支度をしろよ。」

「うん、それじゃあまた後でね。」

パタン…