「……」
「っく……」
ルチナは言い返すことができなく、アレックはただ黙っているだけだ。
「さあ、きさまらがやったのだろ?
いい加減吐いたらどうだ。
私の堪忍の緒が切れる前に話した方が身のためだぞ?」
青い刀がより強く握られる。
「だから、あたしたちじゃないって言ってるじゃない!」
まさに濡れ衣だ。
「……」
「アレックもさっきから黙ってばっかりじゃなくて、少しは反論しなさいよ!」
「……」
黙りだ。
目線は百合を睨んだまま……
「そっちの男はどうやら諦めたようだな。
さあ、きさまもそろそろ……」
ガシャァァァン!!
その時だ。
百合の後方、宿屋のまだ残っていた窓ガラスが割れて中から赤い影が飛び出てきた。
「っく……」
ルチナは言い返すことができなく、アレックはただ黙っているだけだ。
「さあ、きさまらがやったのだろ?
いい加減吐いたらどうだ。
私の堪忍の緒が切れる前に話した方が身のためだぞ?」
青い刀がより強く握られる。
「だから、あたしたちじゃないって言ってるじゃない!」
まさに濡れ衣だ。
「……」
「アレックもさっきから黙ってばっかりじゃなくて、少しは反論しなさいよ!」
「……」
黙りだ。
目線は百合を睨んだまま……
「そっちの男はどうやら諦めたようだな。
さあ、きさまもそろそろ……」
ガシャァァァン!!
その時だ。
百合の後方、宿屋のまだ残っていた窓ガラスが割れて中から赤い影が飛び出てきた。


