一瞬の沈黙・・・
3人と1体の睨み合いだが、思った以上に長く感じ取れた。
ゆっくりと3人は後退りし、いつでも全速疾走できる構えをつくる。
そして、〝ヤツ〟が動き出した!
『ギュアァオォオオオオオウ!!』
太い前足で地面を削り取るかのような勢いで、3人に向かって突進を開始した!
「散らばれっ!!」
百合の掛け声でアレックとルチナはお互いに左右に分かれる。
百合はアレックと同じ方へ走る。
それを見切ったのか、一人になったルチナの方へ進路をずらしていく。
それを感じ取ったルチナは思いっきり走った。
「しまったっ!
そっちは壁際だ!」
百合とアレックは慌てて逆方向へと走り返す。
「う、う、うそっ!!?」
追い詰められたルチナ・・・
迫り来る黒い巨体―――!
「こ、こんなのって―――!?」
(お願い、もう一度あの時の力を―――!!)
ルチナは自分の右手の傷を見つめる。
(―――お願いっ!!!)
『ギュアァアアアアアッ!!』
その時だ・・・
シィイイイイイン!!
右手に持つオデッセイが黒い輝きと共に形が変わっていく!
だが・・・!
ドゴォオオオオオン!!
3人と1体の睨み合いだが、思った以上に長く感じ取れた。
ゆっくりと3人は後退りし、いつでも全速疾走できる構えをつくる。
そして、〝ヤツ〟が動き出した!
『ギュアァオォオオオオオウ!!』
太い前足で地面を削り取るかのような勢いで、3人に向かって突進を開始した!
「散らばれっ!!」
百合の掛け声でアレックとルチナはお互いに左右に分かれる。
百合はアレックと同じ方へ走る。
それを見切ったのか、一人になったルチナの方へ進路をずらしていく。
それを感じ取ったルチナは思いっきり走った。
「しまったっ!
そっちは壁際だ!」
百合とアレックは慌てて逆方向へと走り返す。
「う、う、うそっ!!?」
追い詰められたルチナ・・・
迫り来る黒い巨体―――!
「こ、こんなのって―――!?」
(お願い、もう一度あの時の力を―――!!)
ルチナは自分の右手の傷を見つめる。
(―――お願いっ!!!)
『ギュアァアアアアアッ!!』
その時だ・・・
シィイイイイイン!!
右手に持つオデッセイが黒い輝きと共に形が変わっていく!
だが・・・!
ドゴォオオオオオン!!


