「何言ってるの?」 ニコニコ穏やかな純はいなかった。強い声と言葉。男らしい純。 きっとチカは、こういう純のこと誰よりも早く気付いていたんだろうな。純もまた、チカにはこういう自分を見せていたのだろう。 「明日早くに迎えに来るから、準備して待っておけ。」 「私行けないんだってば。」 「それは医者が言ってることだろ、俺はお前に聞いてるんだよ。」 「そんなことしたら、純が、純が。」 「俺の心配はいらないから、行くの?行かないの?」