結局この日予定通り、翌日の退院許可は下りたものの東京へ行くことの許可は出してはもらえなかった。 ママが純に電話して、そのことを伝えると彼は病院へ来てくれた。 「荷造りは済んだの?」 「荷造りって言っても、大事にならないようにリュックひとつに詰めただけだよ。」 「ごめんね、待ってもらったのにこんな結果になって。」 「俺は平気だけど、碧は良いの?」 「明日退院するの。検査の結果が出るまではどこにも出られないや。」 「碧ってさ、本当にどこか悪いわけ?」 「え?」