Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ



「いなくならないよ、あいつは。お前の前から絶対に。」

「そんな保障どこにもないでしょ。絶対なんてないんだよ。それに・・。」

「なに?」

「美南って東京だよね?会いたい人がいるの。」

「碧・・・。」

「だからお願い。私も連れて行って!」

数十分説得し続けていたら、とうとう純は折れてくれた。

「絶対に俺の言うこと聞けよ。」

「分かってる。」

「チカには言うなよ、廉にもな。」

「了解!!」

「明後日には出発しよう。」



東京で私が会いたい人はただひとり。


アッコだけだ。