Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ



「ひぃ。」

入ったきたのはきっと男の子2人。
白い肌に茶色の髪の青年。

そんな彼とは対照的な、もう一人。

小麦肌に黒髪の青年。


「あ〜、おはよう。」

笑顔で満ちた顔。

「お腹空いていると思って、肉巻きおにぎり持ってきたぞ!」

「本当?ありがとお!あっ良かったら、碧もどう?美味しいんだよ。」

「あっ、うん…。」

「遠慮しないで、はい。」

手渡された、おにぎりを一口。


「おいしい…。」

「でしょ!」

それから、ひぃに紹介された。
白い肌の人が海人(うみと)くん。
黒い髪の人が天太(てんた)くん。
彼らは双子だった。


「よろしくね、碧ちゃん!」

「よろしく、碧ちゃん!」


病室が賑やかだ。