「高崎高校って、モデルの慧くんいるって本当?」 「え…っ。」 「友達から聞いたんだよね。私すごく好きで大ファンなんだよね。」 「へぇ、そうなんだ。いるよ。」 一番聞きたくない名前だけど、精一杯の笑顔で答える。 「会ってみたいな〜。ねぇ友達なの?」 「まぁ、ね。」 「いいな〜羨ましいよ!」 そうするとまたドアが開いた。