Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ



「高崎高校って、モデルの慧くんいるって本当?」

「え…っ。」

「友達から聞いたんだよね。私すごく好きで大ファンなんだよね。」

「へぇ、そうなんだ。いるよ。」



一番聞きたくない名前だけど、精一杯の笑顔で答える。


「会ってみたいな〜。ねぇ友達なの?」

「まぁ、ね。」

「いいな〜羨ましいよ!」



そうするとまたドアが開いた。