「なんも怖いことなんかないよ!!」 「そうだよ、俺らだっているんだし。」 「う…うん。」 進まぬ気持ちは当日まで引きずった。 「はーやーくー」 「私やっぱ行きたくない。帰るね。」 「なに言ってんの!久しぶりに慧くんに会えるでしょ?」 「慧来るの?」 「へ?言ってなかったっけ?」 「聞いてないよー。仕事だと思ってた。」 「帰ってきてるよ。」 でも、今日はたまたま 慧が好きな白いワンピースを来ていた。