次の日の学校。

登校の集合場所に

隼と龍はおおきな

野球道具をもっていた。

「そら!おはよ!」

隼の顔はいつもより

嬉しそうな顔。

「今日から野球のクラブチーム
 入るんだね~」

「俺のこのグローブみて!
 ちょーかっけーよ!」

龍は自分のグローブを

見てニヤニヤしている。

「いいねー野球」

としてあっという間に

学校について放課後になった。

「隼~!龍~!帰ろー!」

いつものように支度しながら

わたしは言った。

「俺らこれから野球!!」

「放課後一緒に帰れないー」

「あ・・・そっかー」

「また明日なー!」

「遅刻すんなよー」

そっか・・・忘れてた。

・・・・帰るか。

下校中考えた

わたしも男だったら

今頃一緒に野球してたのかな?

いいな・・・・野球。