「そらあー!!」

教室の窓から声が聞こえて

上を見上げると

「あ、じゅん」

「何してんの~?」

「・・んじゃあたし戻る」

「りな先輩・・・」

りな先輩は教室に戻って行った。

「そらあ~!今ひま?」

「んーまぁまぁ」

「じゃあちょっとまってて!!」

そう言うとじゅん見えなくなった。



「そらそら!」

階段をおりてここまで来てくれた。

「ん?」

「今の人・・・誰?」

「え?・・あー・・」

「なんだそれ(笑)
 さっきダチと窓際で
 遊んでてさ窓の向こうみたら
 泣いてる女とそらがいたから
 なんか雰囲気やばくね?って
 思ったらお前の名前叫んじゃった
 そんでダチ置いて階段下りてきたよ」

「そっかー・・・・あのさ・・・」

「?」

「相談のって欲しいんだけど・・・いい?」

「うん。いいよ」

「ありがとう・・・」

そしてじゅんにさっきの会話のことを話した。

「へえー、双子に恋ねー。
 漫画でよくありそうじゃん」

「まじめに聞いてよ!」

「あ、ごめん」

「うち別れた方がいいのかな・・?」

「んー・・・・」

「・・・・・」

「でも俺さそのりな先輩ってゆー人の
 気持ち、全部はわからないけど
 ちょっとはわかるよ・・・・」

「・・・・」