その夏休みのいつかの日

野球部が休日だったので

久しぶりに隼と龍の家に行った。

「この前の試合でともやさんに
 久しぶりに会ったんだよー!」

「おお!ともや先輩!!懐かしい」

「ともや先輩来てたんだ~」

「てか早く試合でてーよ!!」

「大太鼓疲れるわ。まぢで」

「2人共がんばれ~」

その後も部活の愚痴やらを話して

公園でキャッチボールをして

満喫した1日を過ごした。

龍は途中で彼女のゆいから

電話が来て、彼女の方に

行ってしまって途中から

隼と2人でキャッチボール

をしていた。

「ふー疲れた~
 そろそろ帰るー」

「・・・ねね」

「ん?」

うちが振り向いた瞬間

頬に隼の手があって

唇が重なった。

突然のことで手からグローブが

落ちてしまった。

隼は唇を離すと先に家に帰ってしまった。

「・・・・!?!?」

いきなりのことで何がなんだか

わからなくてそのまま立ち尽くした。

しばらくして暗くなっていることに

気づいて、家に帰ることにした。

(それにしても隼は
 何のつもりだったのか・・・)

その日はもう寝ることにした。

明日はゆいと遊ぶ約束をしている。