とりあえず支度を

終わらせるとりょうた先輩が

手招きをしていたのでついて行った。

「まーここ座ってよ」

といってベンチを指指す

とりあえず座る。

「そら野球部はいる?」

その話題くると思ってましたよ

「どーでしょうねー」

「なんだそれっ」

中学校に入りたてのうちと

3年生のりょうた先輩が2人で

ベンチに座っているのを通る人は

珍しそうに見ている。正直あまり

いい気分ではない。だけどうちは

下を向かない。誰にも負けないから。

「・・・お前変わってないよな」

「?そうですか?」

「変わってねーよ」

「まあそうですね」

「とりあえず!野球部どーすんの?」

「んー・・・」

「まー決めるのはお前だ
 よく考えて決めろよ~ん」

「はい」

下校中もお風呂の中でも

食事のときでも音楽聴いているときも

部活のことで頭がいっぱいだった。

「・・・・よし!」

うちは決めた。

部活決めた!