―…ダダダッ。


「どうしたっ!!何があった……おい、総司。」

「あ、土方さん。あいかわらず、朝からよく叫べますね。すごいです。そしてうるさいです。」


「だまれ。おい、総司。何やってんだ、てめぇ。」

「え?何も?」


「嘘ですっ!降ろしてください。放してっ!」

「え〜、やだ。」

「沖田さんっ!!」


悲鳴を聞いて駆けつけた土方が見た光景は…、



まぁ、いつもどおりの沖田と、その沖田の腕の中でジタバタもがいている葵、という少し変わったものだった。