まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)

「翔くん?」



「うん・・・
俺がなんじゃこんじゃ言ったら
先生がスーッと消えたんだ。」



「私の夢にはね…
あれから一度も出てくれない。
意地悪ね…翔くん
元気そうだった?」



「未来を抱きしめていた。
俺から隠すようにしてね~」


思わず失笑



未来はビールを持ち上げた。


「俺 車だからいいよ。」


慌てて未来を止めた。



「これからどこか探すなら
ここに泊まっていっていいよ。
部屋ももうひとつあるし
せっかく会ったんだから
飲もうよ!!」



未来がグラスをくれた。


「いいのか?
だって…女の一人暮らしだぞ。」



「そうだよ~
だけどいいよ。
寝なきゃいいじゃん
そしたら遊びに来たことになって
泊まったことにはならないし
明日は土曜だし~
私も札幌行かなきゃならないの。」



「札幌へ?」



「ほら中学の松下 研の
結婚式が夕方からあるの。」



「研の?
俺も招待されてんだよ?」



なんだか嬉しくなった。