小悪魔×俺様

「だから、それが弘夢なの!!弘夢こそいい加減わかってよ!!」





ダメだった…。




これはもう、俺だけじゃダメだな。






「琉!瀬川!」

「何言ってるの?」





俺が大声で呼ぶと、奈々は焦った顔をした。





そして、扉からは2人が入ってきた。






「なんなの!?」

「悪いな、奈々。俺は弘夢を咲樹菜のとこに返す。」

「はぁ!?…いつからよ…。」

「少し前から…かな。」






瀬川は申し訳なさそうに奈々を見る。





そんな瀬川を睨む奈々。





「ねぇ、奈々さん歪みすぎだよね。どうして?」





琉…!!




協力なのか、これは…。






「咲樹菜チャンと同じで弘夢が好きなだけじゃない!!」

「違うでしょ。好きな人閉じ込めるとか。歪んでるか、好きじゃないかのどっちかだよ。」






琉の言葉に何も返さない奈々。






「あたし…。」





そのとき、奈々が涙を流した。