小悪魔×俺様

それから、葉那と琉くんに見送られて奏汰さんの車に乗り込んだ。





「濡れてるな〜。」

「水もしたたるいい女。って葉那が言ってたもん。」

「あーはいはい。」





ひどいっ!!




はぁー…。




ってか、ちょっと寒い…。





「今も昔も…あの学校のいじめの定番なのか?」

「へ?」

「いや、楓も水かけられたから…。」






楓さんも?




ってか、いじめられてたんだ…。





あたしと同じ。





「琉から聞いた話だと、かけてきた奴等にタンカきったんだって?」

「な!?いつから琉くん見てたの…。」





助けてよ…。




ってか、めっちゃ偶然って感じで来たよね!?




琉くんって…。





「泣いたんだろ?」

「まぁ…。」

「いいんじゃね?」





ありがとう、奏汰さん。





家についたら、心配して抱きしめてくれた楓さんも。





うん、あたしは幸せどころか最高幸せ者。






体は冷えてるけど、なんか暖かいよ…。