「ただいま。」
「弘夢!!はやいね!!」
「もう11時だけどね。」
仕事を終えて家に帰ると咲樹菜が起きてた。
キュンキュンするね、これ。
「風呂入ってくる。」
「部屋で待ってるね。」
最近溜まってる俺には誘ってるようにしか聞こえませーん。
即効で風呂に入って部屋に戻る。
「疲れたー。」
「おつかれ。髪乾かしてあげる。」
咲樹菜に乾かしてもらったあと、部屋の冷蔵庫から飲み物を出す。
「俺バレンタインも仕事だって言われた。」
あれ、これって俺から言っていいのか?
まぁ、いいや。
「まぢ?あたしもね、奏汰さんにバレンタインは夜も出ろって言われた。」
「やっぱり…。」
「へ?」
「なんでもない。」
魂胆が丸見えだぞ、奏汰…。
親の事情なんか知りたくねぇ…。
「でもチョコはあげるよ!!」
「まぢ!?」
「当たり前でしょ。」
バレンタインのチョコ…。
嬉しいものだったんだな!!
「サキまぢ好き!!カワイイ!!」
「知ってるけど…どうしたの!?」

